みなさんこんにちは!そろそろ暖かい春がやってきますね🌸
春と言えば、新生活が始まる時期。進学をしたり、新社会人として企業に入社したり…
またお子さまがいらっしゃる方々は、入園式や入学式に保護者として出席する機会もあるかと思います。
そんな入園式・入学式・入社式を、英語で何というか分かりますか?欧米圏の人に英語で説明できるでしょうか?
この記事を読めばきっとあなたも分かるはずです!
海外で「入園式・入学式・入社式」はあまり使われない?
日本では一般的な入学式ですが、実は英語圏をはじめとする海外ではあまり馴染みのある風習ではありません。
というより、日本ほど盛大に執り行う習慣がないというような感じです。
まず、欧米では9月から新年度がスタートするため、入学式等も9月に行われます。「桜が咲いたら入学式♪」という日本人の感覚とはずいぶんと違っていますね。また、式典というよりはオリエンテーションのような形をとるケースが多いようで、正装した親が同伴で出席するようなこともないようです。
そのかわり、欧米では卒業式がとても盛大に行われます。皆さんご存じのハットトス(ガウン姿で角帽を空に向かって投げる)が行われるのも卒業式です。(海外ドラマや映画などで目にしたことがあるでしょうか?)
この時はもちろん家族も出席し、自分たちの子どもの名前が読み上げられると歓声を上げるなど、お祭り騒ぎでお祝いします。お別れのさびしいムードが漂いがちな日本の卒業式と比べて、欧米では「次のステージへのスタートを切る儀式」と捉えられており、明るいムードの中で進んでいくのだそうです。
また入社式も同じく海外ではあまり一般的ではありません。
海外では通年採用が一般的なため、一律で大人数を採用することはレアケースです。
そのため欧米圏の方と入学式や入社式、入園式の話をするとなった時は日本人である私たちが説明する場合が多いです。
それでは入社式、入学式、入園式について話す時に役に立つ英語表現をお伝えしていきましょう。
入学式・入社式・入園式を表す英語表現
英語で「入学式・入社式・入園式」を表す英語表現には、主に以下2つの英単語を使って表現できます。
- Entrance Ceremony
- Orientation
順番に見ていきましょう。
Entrance Ceremony
「式典」を表すCeremonyを使って「入学式・入社式・入園式」を表すことができます。
「Ceremony」を使った表現の中で最もイメージがしやすく、使いやすい表現です。
Entranceが「入る」、Ceremonyが「式典」なので、各単語の意味からイメージがしやすいですね。
Entrance Ceremonyに「of」をつけて、入学式、入社式、入園式かを言い分けることができます。
例↓
- Entrance ceremony of kindergarten
(保育園の)入園式 - Entrance ceremony of elementary school
(小学校の)入学式 - Entrance ceremony of company
入社式
Orientation
Orientationは(特にアメリカで)、新入社員や新入生を対象にした説明会を指します。
学校や会社でも「本日は初日のため、オリエンテーションを行います。」などと言ったりしますよね。
入学式・入社式・入園式が珍しい海外では、こちらのOrientationの方が理解してもらいやすい場合もあります。
例文↓
- You will have a new employee orientation in late April.
(4月下旬に新入社員向けのオリエンテーションを受けてもらいます。) - Orientation for incoming students
(新入生向けオリエンテーション)
入学式・入社式・入園式の話題で役に立つ英語フレーズ
冒頭でお伝えした通り、海外では入学式や入社式、入園式が一般的ではないところが多いです。
ここでは、そんな入学式、入社式、入園式について話す時に役に立つ英語フレーズを紹介します。
入学式を英語で説明する例文
↓日本で一般的な入学式を英語で説明する際に、以下の例文が役に立ちます。
- In Japan, the school year starts in April, and freshers have an entrance ceremony to welecome new students.
(日本では、4月の初めに新年度が始まり、新入生を歓迎する入学式が行われます。)
まずは欧米と違い日本の新年度は4月スタートだということを説明しましょう。入学に合わせて、オリエンテーションだけでなく式典も行われるということを合わせて述べます。 ※school year : 新学期
- New students wear the new school uniforms and attend the cereomny with there parents.
(新入生は新しい制服を着て両親とともに入学式に参加します。)
式典は両親も参加して盛大に行われることを説明しましょう。「ユニフォーム」と聞くとスポーツをするときのユニフォームが思い浮かぶかもしれませんが、学校の制服のことも”school uniform”と呼ぶので覚えておきましょう。
- The school’s principals or invited guests make speeches at the celemony.
(入学式では、校長先生や来賓の方々が祝辞を述べます。)
入学式といえば、来賓の方の祝辞が続きますよね(新小学1年生たちにはつらいくらい…笑)。ちなみに、校長先生のことを”principal”と表現していますが、これはアメリカ式の言い方です。イギリス式だと”headmaster”という呼び方になりますので覚えておくと良いでしょう。「来賓」の英語表現も悩ましいところですが、「招かれたお客様」という意味で”invited guest”で問題ないでしょう。
- Senior students also welcome them by singing a school song and giving a celebration speech.
(在校生も校歌斉唱やスピーチで彼らを歓迎します。)
校歌斉唱も日本では当たり前の光景(感染症対策で歌わない学校も多かったですね)。しかし、欧米の学校にはなんと校歌がないところも多いんだとか!仮に校歌が存在していても、ほとんど歌う機会がないというのが実情なのだそうです。そこで、日本の式典では校歌が歌われるのだということを説明しておきましょう。ちなみに、「在校生」は“senior(年上の)”を使って“senior students”と表します。
入社式を英語で説明する例文
↓日本では一般的な入社式を、海外の人に説明する時に役に立つ英語の例文です。
- At Japanese companies, new graduates are recruited at the same time once a year.
(日本の会社では新卒は年1回、同時期に採用されます。) - Most Japanese companies hold their entrance ceremonies on April 1st.
(日本企業の大半は、4月1日に入社式を行います。)
入園式を英語で説明する例文
↓日本では一般的な入園式を、海外の人に説明する時に役に立つ英語の例文です。
- Pupils and their parents attend the entrance ceremony.
(日本では、園児とその両親が入園式に参加します。)
入学式・入社式・入園式の話題で役に立つ英語フレーズ
それでは、門出を迎えた新入生にお祝いのメッセージを贈ってあげましょう😊
入学式・入社式・入園式を祝う時に使えるフレーズ
↓「Congratulate」を使って「〇〇への入学・入社・入園おめでとうございます。」を表現することができます。
- Congratulations on entering 〇〇.
(〇〇への入学・入社・入園おめでとうございます。) - I heartily congratulate you on your entrance into 〇〇.
(〇〇への入学・入社・入園を心からお祝いします。)
「おめでとう!」のフレーズとして定番の”Congratulations on~.”ですね。口語であれば“congratulations”を略して“congrats”と表現することもあります。ちなみに、「卒業」には“graduation”という英単語がありますが、「入学」にはそれに匹敵する言葉がないため、”get into”や”entrance into”(○○に入る)で表現します。
入学・入社した人に声援を送る時に使える英語フレーズ
- I hope you have a lot of fun in school.
(楽しい学校生活になるといいですね。) - Congratulations on joining us.
(入社おめでとうございます。) - Wishing you a great time at your new ○○!
(素晴らしい○○(での)生活を送れるよう祈ってるよ!)
これから始まる新生活が楽しく充実したものになるように祈る言葉を付け加えます。“I hope~.”や“Wishing you~.”はさまざまな場面で使えるフレーズのですのでぜひ覚えておきましょう。
入学式・入社式などで自己紹介をする時に使える英語フレーズ
- I was born in Tokyo and raised in Kanagawa.
(私は東京で生まれて、神奈川で育ちました。) - I majored in economy at college.
(私は大学で経済学を専攻していました。) - I have been assigned to the Sales Department.
(私は営業課に配属されました。)
まとめ
この記事では、4月に入り新しい環境を迎える式典の「入学式・入社式・入園式」を表現する英語フレーズや、お祝いのフレーズについてご紹介しました。日本の新年度は、さくら舞い散る中春の訪れを感じさせる素晴らしいイベントです(花粉に悩まされている方にとってはさくらどころではないかもしれませんが🤧)ぜひその良さを欧米の方にも分かっていただけるように、しっかりと英語で説明できるようになっておきましょう。また、「今度入学なんです」と聞いた時すぐに「おめでとう!」と返せるようにお祝いのメッセージも頭に入れておいてくださいね🎊
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