子どもの英語教育が大事な理由は?0歳・1歳・2歳のタブーはこれ!

グローバル化、小学校での英語の必修化など、これからの子どもたちにとって英会話スキルは絶対欠かせない時代になってきました。今の大人たちも英語を話せないのに子どもたちにどうやって英語を習得させればいいのでしょうか?

 

「留学させれば何とかなる」では手遅れ?

私たち親世代で英語を話せるのは留学経験者や帰国子女ばかり。会社に入ってからの海外駐在で苦労して身につけたという人が多いですね。

最近の高校や大学では1年間の交換留学を制度として導入しているところも増えてきました。これらの経験をしていると「大人になってから1年間海外に行ければなんとかなる」と言っている人もいますが、本当にそれでいいのでしょうか?

 

10歳までが英語学習の“黄金期”

「英語教育は早いほうがいい」というのはもはや定説のようになっていますが、その理由はご存知でしょうか?

これは脳科学的な観点から証明されています。 アメリカの人類学者 R.スキャモンが提唱した人体各器官の発育過程を曲線で表したものです。「脳・神経」の曲線を見ると、5歳までに80%、10歳でほぼ100%になっていることが分かります。つまり、10歳で言語の感受性期が終わってしまうので、吸収力の高い10歳くらいまで英語学習をしっかりしておくことが大切です。

また、10歳までに継続的に英語学習をしていれば、その後に頻度が落ちたとしてもあまり衰えません。

出典:http://www013.upp.so-net.ne.jp/challengesquare/pdf/kidspaper2.pdf

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子どものうちにやるべき英語学習はたった2つ

それでは、10歳までの英語学習は何をするべきなのでしょうか? 英会話のスキルには「聞く(Listening)・話す(Speaking)・読む(Reading)・書く(Writing)」の4つのスキルがあります。これらは4技能とも呼ばれています。

今の親世代は、教科書を読み、文法を学んで、英文を書くということを繰り返してきました。結果、話せるようにはなりませんでした。 では、一方でみなさんはどのように日本語を習得しましたか?親の言葉を聞いて真似て話し始めた人がほとんどだと思います。

つまり、4技能には伸ばす順番というものがあり、「聞く・話す」が最初のステップで、「読む・書く」はその次で十分なのです。

英語も同じく、10歳までの間に「聞く・話す」に集中して学習をさせてあげることが大切です。

 

0歳・1歳・2歳の英語学習でタブーなこと

日本語を習得中の子どもに同時に英語を教えてバイリンガルにさせよう!」と意気込んで幼児期から日本語と英語と同時に教えている親がいますがこれは要注意です。
「ダブルリミテッド」という言葉を聞いたことはありますか?ダブルリミテッドとは、母国語と第2外国語のどちらも年齢相応の言語能力がついていない状態のことをいいます。

日本語の意味も分からないまま「Yammy!」や「Good night!」などを言わせてもその先何につながるのでしょうか?英語をコミュニケーションツールとして身につけるためには、まず日本語の習得が先決。意味を理解させたり、会話の中で使わせるのは日本語の土台ができてからにするべきです。

それでも、「0歳・1歳・2歳のうちに何か始めておきたい!」と思う方は、「英語の音を聞かせる」のみにしましょう。

 

3歳・4歳・5歳の小学校入学前が一番の成長期!

3歳を過ぎると日本語習得が早い子はどんどん話すようになります。日本語と英語の違いもしっかり認識ができていれば英語教育の始めどきです。冒頭に述べた発育課程の曲線を見ても5歳までに80%成長していきます。
また、小学生になると、国語や算数などの学校の勉強が始めるため、英語学習に時間を使うのが難しくなってしまいます。
英語学習には頻度や継続性が最も大切なので、生活リズムが安定して英語を習慣化しやすい小学校入学前が特におすすめです。

まず、「英語の音を聞かせる」ことから始めるべきですが、話すことが好きであれば「聞く・話す」は同時にスタートしてもかまいません。きれいな発音を聞きながら真似をして話すことを繰り返してください。

この年齢で注意をすべきことは英語嫌いにさせないことです。
自我が芽生えてくる年齢なので、嫌いになってしまうと学習効果は半減します。発音を何度も言い直させる、無理に勉強させるなどはやめましょう。当たり前ですが、「英語って楽しい!おもしろい!」と子どもの吸収力が高まるように促すことが必要です。

今は、集団の英会話教室、マンツーマン英会話、家庭用教材、オンライン英会話などたくさんの方法があります。
子どもの性格も、おしゃべりだったり恥ずかしがり屋だったり様々です。ほとんどの英会話教室や英語教材は無料で試せるものが多いので、子どものタイプやレベルに一番合う方法をぜひ試してみてください。

子どもの年代別に見る英語教育の変化まとめ

「子どもの将来の選択肢を増やしたい!」「グローバルに活躍する大人になってほしい!」

パパママが子どもに望むものはたくさんあります。そのためにも英会話スキルは必須な時代になってきました。一方で、どんどん進んでいく“英語教育改革”。2020年になったとき、みなさんの子どもの学習環境にはどのような変化があるのでしょうか?

まずは大きな変化は以下の3つです。

<その1>大学入試の試験が変わる!
<その2>中学高校の英語の授業は英語で行う!
<その3>小3から英語の授業が必修に!小5から成績も!

詳しくはこちら→http://www.global-crown.com/blog/2020年にせまる英語教育改革!実際何が変わる/

 

さらに、これらの変化が具体的にどの時期にやってくるのかを見てみましょう。

【小学生はここが変わる!】

・小3から英語の授業が始まる
・5年生から成績がつき、授業は週2~3コマに増える
・小3・小4の英語の授業は「聞く」「話す」の音声中心
・ペーパーテストよりも「CAN-DOリスト」で判断
・2018年には、小5~6年生は英語が教科になり、地域によっては成績がつく

これは文部科学省が定める学習指導要領の必要最低限のものです。
つまり、小学校によっては「我が校は小学校1年生から英語の授業を取り入れています!」「英語の授業は毎日30分あります!」などの応用を取り入れるところもあります。

小1から英語の授業が始まってしまうと、入学前に英語学習をやっている子とそうでない子の差は歴然・・・。恐ろしいですね。

また、「聞く・話す」に特化した授業が行われるため、正解不正解があるペーパーテストでは成績はつけにくくなります。
そこで導入を予定しているのが「CAN-DOリスト」と呼ばれるものです。

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「CAN-DOリスト」って何?

・簡単な挨拶ができる
・身の回りの英単語を知っている
・自己紹介ができる
・自分の好きなことを英語で語れる
など、どれができているのかをチェック形式で評価をするものです。

コミュニケーションツールとして英語力をつけていこうという目的が良く分かります。

一方で、懸念されるのは、これらのCAN-DOリストは各学校ごとに決めていく、ということです。
先ほどの授業のコマ数やスタート時期と同じく、学校によってレベルが開いてしまう可能性が出てしまいます。

さらに、2018年には試験的に新しい学習指導要領を実施するモデル校も出てきます。
それまでにどのような準備をしておくのか、、、時間も迫ってきています。

 

【中学生・高校生はここが変わる!】

・中学入試で英語を導入する学校が増える
・中学以降の英語の授業は英語で行い、テストは4技能フルコース
・4技能を評価するスピーチやインタビューを実施
・高校卒業時には英語で自己主張や意見交換ができるレベルが必要
・大学入試で4技能試験の点数を志望大学に提出

中学校では、「聞く・話す・読む・書く」の全てのスキルが求められ、学校の勉強でも英語で話せないとどんどん授業から遅れを取ってしまう可能性があります。

 

やはりいきなり英語を話せるようにはならないので、どのようなステップを踏むべきなのかも学年別でまとめてみました。

step

<幼稚園・保育園・子ども園>
音に慣れる、英語を好きになる
聞く習慣をつける
簡単な英単語を知ってる
簡単な挨拶ができる

小学校入学前までに英語に親しみを持っておくのが大切です。
冒頭にも話をしたように、小学校に入って急に英語の授業が始まる可能性もあります。
最近では幼稚園でも英語の時間を設けているところも多くあります。

4歳ぐらいからは自我も出てきて間違えるのを嫌がることも増えるので、
簡単な挨拶や単語から少しずつ慣れておくのがよいでしょう。

<小学校>
簡単な自己紹介ができる
生活に関わる単語を知ってる
基本的なフレーズでコミュニケーションができる

入学前に準備をしてきた他の子がどんどん発言をしていると、一気にやる気がなくなったり英語嫌いになる可能性があります。
そうならないように早めにサポートをしてあげてください。
また、園児のときと比べて、小学生になると一気に生活範囲が広がり、興味範囲が多岐にわたります。
子どもたちが好きな単語からどんどん教えていくのがよいでしょう。

知っている英単語が徐々に増えてきて得意げに言い始めたら順調です。
英語が好きになってきた状態で、使えるフレーズを少しずつ教えてあげてください。

小学校高学年ではお友達や先生と挨拶のやりとりや質問に対して答えられるようになっていると上出来です。

<中学校>
英語が聞き取れる
道案内ができる
自分の好きなことを話せる(スピーチ)
英文が読める

<高校>
ディベートができる
英文が書ける

中学校や高校での英会話はより高度になります。
初めて会う人ともコミュニケーションをとれるレベルが求められます。
また、学校でも自分の考えたことを発表するスピーチの時間も設けられるはず。

そして、ようやく「読み・書き」のスキルが必要になってきます。

私たち大人世代が受けてきた英語教育からがらりと変わります。
変化に合わせてしっかりと準備をしていきましょう。

2020年にせまる”英語教育改革”!実際何が変わるの?

日本のグローバル化を目指して、文部科学省が2020年にむけて英語教育改革を進めています。これまでの「読み・書き」に加えて「聞く・話す」を重視する英語教育方法に変わります。

リオオリンピックも終え、既に目線は2020年の東京オリンピックへ。訪日外国人はどんどん増えていますし、将来的には英語は共通語として必ず必要になります。
親である30~40代は「私は英語が苦手で・・・」という方も多いですが、今のまま子どもや学校任せにしてしまうと手遅れになってしまいます。

実際にどのような変化が起こるのか、最新情報を交えて分かりやすく解説します。

 

まずは大きく何が変わるのか知っておきましょう。

<その1>大学入試の試験が変わる!

2019年度からセンター試験が廃止され、 大学入学希望者学力評価テスト(仮称)という新試験が導入されます。
英語学習においては、「聞く(Listening)」「話す(Speaking)」「読む(Reading)」「書く(Writing)」の4つのスキル(4技能)が必要と言われていますが、大学入試時点でこの4技能全てを評価されるようになります。

<その2>中学高校の英語の授業は英語で行う!

中学校や高校の授業では、教科書を読んだり、文法を学ぶ以前に、英語で挨拶をしてコミュニケーションをとっていくことが前提となり、、「英語で話しながら、聞きながら」の授業に変わります。

つまり、中学校入学時点で最低でも英語の聞き取りができないと授業についていけなくなり、基本的なコミュニケーションや話せるようにしておかないと評価対象になりません。また、4技能を評価するためのスピーチやインタビューなどの授業も導入される予定で、より高度な英語教育と変化します。

<その3>小3から英語の授業が必修に!小5から成績も!

現在の学習指導要領、小学校5年生から「外国語活動」と呼ばれるレクリエーションに近い授業が年35コマ必須となっています。週1コマ程度です。

これが、2020年になると、小学校3年生から35コマずつ設けられ、5年生からは70コマが必須となります。70コマは週2~3回のペースです。5年生の英語は正式な「教科」として扱われるため、成績にも反映されてしまいます。

もちろん、中学校受験を考えているお子さまは合否にも影響してしまいます。

参考:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/

 

「私の子どもが通っている小学校は1年生から英語の授業があるんだけど・・・?」

という質問をもらいますが、上記の学習指導要領に書いているコマ数は最低限の数です。学校によっては、早めに英語教育に取り組んでおこうと小学校低学年から授業に取り組んでいる学校が多いです。(特に港区や品川区などの都内の私立小学校は多いような気がします・・・)

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どうやって英語のスキルを判断するの?

また、小学校の英語教育は「聞く・話す」の会話中心になります。これまでのように文法や単語を教えていれば、正解不正解はテストで判定できますが、会話中心の授業では点数がつきにくいですよね。そこで導入される予定なのが「CAN-DO(キャンドゥ)リスト」と呼ばれるものです。

「CAN-DOリスト」は「何ができるのか」を一覧化したものです。
・簡単な挨拶ができる
・身の回りの英単語を知っている
・自己紹介ができる
・自分の好きなことを英語で語れる
など、先生たちが判断してどれができているのかをチェック形式で評価をします。

これらのリストは各学校で作成をするので、学校によって到達度が違う、、なんてこともあるかもしれませんが、やはり早めに「聞く・話す」を伸ばしておくことが大切です。

 

親世代の英語教育方法は順番が間逆!?

読んでいるみなさんが親世代であれば、アルファベットを書いて、教科書を読んで、文法を学んで書いて・・・という順番で英語を勉強していたと思います。ですが、日本語はひらがなからを書くところから勉強しませんよね?当たり前ですが、親の言葉を聞いて、かたことでもいいので話して、そこからようやくひらがなを読んだり、書いたりします。

英語も語学のひとつなので、日本語の習得と同じく、

聞く(Listening)→話す(Speaking)→読む(Reading)→書く(Writing)

の順番が習得するための順番です。親世代とまったく逆ですよね・・・だから日本人は英語が話せないのか・・・と実感します。

また、特に音に慣れて、発音を良くするためには10歳ぐらいまでに聞く(Listening)と話す(Speaking)を重点的にやる必要があります。「英語脳」や「英語耳」を鍛えよう!ということが言われているのはそのためです。

「じゃあ早く英語を勉強させよう!」と、、無理に勉強をさせて苦手意識を持ってしまうと後が大変なので、学校の勉強が始まる前に、まずは「英語が好き」「英語は楽しい」と慣れさせていくようなサポートを心がけてください。