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代表的な留学先5か国の教育制度を比較してみよう

グローバル化が加速する中、お子さまの留学を考えているご家庭が増えてきています。

同じ英語圏でも教育制度、教育方針は異なってきます。義務教育の年数、初等教育、中等教育の年数など実はかなりばらつきがあります。

留学を考える際、この教育制度の違いというのは意外と見落としがちなポイントですが、お子さまに合った教育方針、教育制度を選ぶこともとっても重要になってきます。

そこで今回は各国の教育制度を比較していきたいと思います。お子さまに合った留学先を見極めることで、留学先での充実度や過ごし方が変わってくるはずです。

英語圏の国々の教育制度を比較してみよう

パスポートと英語が書かれた勉強ノート

 

 

 

 

 

 

今回は代表的な留学先であるアメリカ•カナダ•イギリス•オーストラリア•ニュージーランドの5カ国を比較していこうと思います。

各国の教育制度を比較しながら、お子さまに合った教育制度について考えながら読んでみてください♪

 

アメリカの教育制度

 

就学義務に関する規定が各州に委ねられている

アメリカの教育行政は、連邦政府ではなく各州が行っています。そのため、各州の教育における裁量権が大きく、かなり自由が利く教育システムであるといえます。

学校区によって、使用する教科書やカリキュラム、さらに休日なども異なるので公立の学校を考えている際は、入学前に学校区のカリキュラムをチェックした方がいいでしょう。

 

学年の表し方

日本における小学校1年生〜高校3年生の12年間をアメリカではグレード1〜グレード12と、グレードで学年を表します。

州でも異なりますが、一般的にアメリカの日本の小学校にあたる過程はグレード1〜5、中学校はグレード6〜8、そして高校はグレード9〜12になります。

 

義務教育の期間

アメリカにおける義務教育はKindergartenからグレード12の5歳から18歳までです。

日本で生活する私たちは、Kindergartenと聞くと、幼稚園の3年間を想像します。しかしアメリカではNursery、Pre-Kindergarten、Kindergarten の3年間が日本の幼稚園の期間に当たります。

まだ、日本の教育は6・3・3制ですが、アメリカは州によって一般的な5・3・4制に加え、6・2・4制、6・6制とかなり異なってくるのです。

 

習熟度別クラス

アメリカの高校は、日本の大学のように履修する科目は自身で選択します。そのため、アメリカの高校は単位制を取っており、生徒それぞれが違う時間割を持っています。

主要科目は、習熟度別のクラス編成を行なっているので英語に自信がない留学生にとっても安心できるシステムです。

 

カナダの教育制度

 

教育制度は州ごとの管轄

アメリカ同様、カナダも教育制度は州によって変わります。

連邦政府に教育省というものが存在しないため、全国的に統一された教育システムがありません。

カナダでは、各州には教育を担当する省庁が設けられており、10の州と3つの準州がそれぞれに裁量権があり、教育方針を定めています。なので、州によって学習内容から義務教育の年数まで異なってきます。

カナダへの留学を考えている方は、州から学校を絞って決めるのもおすすめです。

 

教育方針

奉仕活動

カナダでは、ボランティア活動やチャリティー活動などの地域やコミュニティへの奉仕活動をカリキュラムの一環として設けている州もあります。生徒は決められた時間をボランティア活動に費やすことで単位をもらうことが出来ます。カナダの学校は単位制なので、充分な単位を取れていないと卒業することが出来ません。

カナダの人々は社会貢献への意識が高い国民だといわれています。そのような国民の意識が教育にも反映されていることがよく分かります。

 

いじめ問題への取り組み

いじめは日本に限らず、どの国でも深刻な問題です。

カナダでは、「Prevent.ca」という大学教授などによってつくられたいじめ撲滅を目指した活動をしています。「Prevent.ca」では、いじめ問題を客観的な視点で研究、対策などを情報発信しています。

また、カナダ発祥の「ピンクシャツデー」と呼ばれるいじめ反対運動の日があります。この日にはピンク色のものを身に着けて「いじめ反対」の意思表示をします。学校や国などで行われていて、カナダで大きなキャンペーンになっています。

 

個性的な選択科目

カナダの教員は副業がに認められており、個性的な教員が数多くいます。

そのため、選択科目も個性的で美容、マーケティング、ダンス、演劇など様々な授業が用意されています。

自分の得意分野や興味のある分野を学ぶことが出来、子供の考え方や価値観も豊かに育まれるカリキュラムです。

 

イギリスの教育制度

 

ナショナル・カリキュラム

イギリスの義務教育課程では、通常全国共通のナショナルカリキュラムに基づいて教育が提供されています。

公立学校では、

Key Stage1 (Year1~2・5歳~7歳)

Key Stage2(Year3~6・8歳~11歳)

Key Stage3(Year7~9・12歳~14歳)

Key Stage4(Year10~11・15歳~16歳)

 

と4段階に分かれています。また、11歳と14歳でKey Testを全員が受けることが定められています。

必修科目は、数学・英語・理科。歴史・地理・技術・情報技術・音楽・芸術・体育・現代外国語・市民教育の12科目です。市民教育では、日本の公民の授業に近く人種や多様性、平等にについて学びます。

 

全国統一学力試験

イギリスでは「GCSE」(General Certificate of Secondary School)と呼ばれる義務教育終了時に行う統一試験があります。

テストの結果はA~Gのグレード別に評価され、進路を決める上での大切な評価となります。Gの評価をとっても卒業は可能です。

義務教育後の2年間は選択科目の絞り「GCE-A」と呼ばれる「General Certificate of Education, Advanced Level」を受験します。これは、大学入学試験に直結しており、このGCE-Aの成績で行ける大学のレベルが決まってくるので非常に重要な試験といえます。

イギリスへの留学を考えている人は、GCSEのシステムについていけるか、イギリスの大学に進学するかの2点を考える必要があるでしょう。

 

パブリックスクール

アメリカやカナダでパブリックスクールというと公立校を指します。

しかし、イギリスにおけるパブリックスクールは古くから伝統のある私立校を指すのです。

パブリックスクールと呼ばれる学校はごく一部で私立校2500校のうちパブリックスクールは24校しかありません。教育にお金をかけることが出来る家庭の子供たちが、名門大学入学を目指して通っています。パブリックスクールの費用は年間500万円と言われており、日本の私立校に通わせるよりもかなり費用面でのハードルが高いといえるでしょう。

 

オーストラリアの教育制度

全国評価プログラム「NAPLAN」

オーストラリアでは、2008年から「NAPLAN」といわれる読み書き能力と計算能力を測定するテストを行っています。NAPLANの対象はYEAR3,5,7,9で読解力・文章力・基礎英語能力・計算能力を測ります。

 

治安

欧米諸国と比較してオーストラリアは治安が良く、単身留学させても安心な国のひとつです。18歳以下の留学生はガーディアン制度と呼ばれる後見人がつく制度も整備されているので安全面で非常に高い留学先です。

 

教育水準

オーストラリアは実はとても教育水準の高い国です。オーストラリアには40校ほどの大学しかないにもかかわらず、5~8校ほどが世界の大学ランキングでTOP100に選ばれています。

高校の選択科目でも様々な科目から自分の学びたい科目、興味がある科目、得意な科目を選択でき、将来の選択肢の幅が広がります。

 

ニュージーランドの教育制度

「NCEA」全国統一試験

NCEA(National Certificate of Educational Achievement)とは、ニュージーランドの全国統一試験です。Year11~13(16歳~18歳・高校1年生~3年生)にあたる期間はNCEAのカリキュラムの沿って授業が進められます。

NCEAのテストはNot Achieved、Achieve、Merit、Excellenceの4段階に分かれておりこの成績が大学入学の関わる判定基準となります。

NCEAではInternal assesmentsとExternals assesmentsに2つの評価基準に分かれており、Internalsでは学内でレポートやテストに取り組み、Externalsでは年度末に行われる全国統一テストを行います。

そのため、単位を取得するには普段の学校の勉強、そして年度末のテストもしっかり取り組む必要があります。

ニュージーランドはNCEAという国で決められた制度がしっかりしているので、地域や学校による教育の質のばらつきが少ない国といえるでしょう。

 

多種多様な選択科目

ニュージーランドの高校では、自分が学びたい科目を履修するので、それぞれ時間割が異なります。

数学をとっても、統計学、微分・積分、会計学など細分化されます。

また、技術・芸術科目も豊富でグラフィック、ホスピタリティ、栄養学、ダンス、ドラマ、コンピューターなど幅広い選択肢から生徒は時間割を組むことが出来ます。

経済系の科目でも、商学、経済学、ビジネス・スタディーズなど分かれており、早い段階から専門的な知識を身に着けられるのも魅力的です。

 

自然豊かなのびのびとした環境

ニュージーランドは南半球に位置しており、日本とは四季が反対です。

また、南島と北島にわかれており、異なった気候や文化を楽しむことが出来ます。

ニュージーランドには「マオリ」と呼ばれる先住民おり、マオリの歴史や文化を体験することが出来ます。

 

治安

ニュージーランドは多民族国家であり、世界の様々な地域から移民を受け入れています。

そのため人種差別も少なく、お互いの文化を尊重しながら生活しています。

ニュージーランドはTravel ChannelのSafest Countries in the Worldで2位を記録するほどとても治安のいい国です。日本はこのランキングで9位なのでニュージーランドの安全水準がとても高いことが分かるでしょう。

単身留学で現地の治安はとても心配な要素となりますが、ニュージーランドはとても治安が良く安心してお子さまを行かせることが出来る国です。

 

教育水準

エコノミスト未来教育指数世界1位

ニュージーランドの教育水準は世界的にどうなんだろう?とぱっとニュージーランドに教育についてイメージは浮かばないかもしれません。

しかし、ニュージーランドの教育は今とても注目されていて教育の質が高いことで高い評価を得ています。

英紙『The Economist』2017年に発表した「THE WORLDWIDE EDUCATING FOR THE FUTURE INDEX 2017 」ニュージーランドは世界1位を獲得しました。

この指数はデジタルテクノロジーの急速な発展と経済システムのグローバル化が加速する社会において、未来の労働者は対人能力、問題解決能力、批判的思考(Critical Thinking)のスキルを習得し、デジタル化・自動化された社会をリードしていく必要があります。

この指標はそのような「将来のスキル」が教育システムにどの程度反映されているかを評価するために作成されたものです。

この指標において重要とされた項目は、

  1. いくつかの異なる学問分野にまたがって学ぶスキル
  2. 創造的かつ分析的なスキル
  3. 起業家的なスキル
  4. リーダーシップスキル
  5. デジタル技術スキル
  6. グローバル意識と市民教育

の6つです。

ニュージーランドの教育システムは全国で統一されており、各学校の教育の質のばらつきが少ないことが魅力的です。

また教育水準も高いことから、お子さまにとっても良い学びの環境となるでしょう。

 

まとめ

鞄と文房具

 

 

 

 

 

 

今回は人気に留学先5カ国を比較してみました。留学を考える際に少しでも参考になれば幸いです。

どの国が良い・悪いではなく、自分に合った留学先を決めることが大切なので、様々な資料を比較・検討してみて自分にとってベストな留学先を見つけましょう♪

 

 

 

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株式会社ハグカムは<子どもの「できた!」を育む。>を理念に、オンライン英会話「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」運営しています。できなかったことが「できた!」、分からなかったことが「分かった!」という経験を積んでいけるような学びの機会を提供したいと考えています。

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