EQ(非認知スキル)はどう伸ばしていけば良いの?

英会話EQ非認知スキル

EQ(非認知スキル)とは何ですか?

学力などの認知スキルはいわゆるIQと一般的に言われていますが、例えば「コミュニケーション能力」や「継続力」「自制心」あとは「協調性」などの総合的な人間力のことを指します。

他にも、「思いやり」や「やり抜く力」なども含まれています。

まだ聞き慣れていないという方も多いと思いますが、いわゆる教育業界では「生きる力」として注目されているワードです。

なぜEQ(非認知スキル)が注目されているのですか?

世の中には様々な教育論がありますが、最近では統計学に基づいたデータが発表されるようになりました。いわゆる経験に依存する教育論に対して、実績データに基づいているので非常に注目がされています。その流れでこれからの時代には総合的な人間力として、IQだけでなくEQが必要だと更に注目が集まっています。

具体的にはどのようなデータが発表されていますか?

例えば、40年以上前からの実証実験で、就学前に教育投資を受けていた子どもたちの方が(教育投資を受けていなかった子どもより)生涯年収が高かったというデータがあります。

就学前に教育を受けていた子どもたちのグループは教育を受けていなかった子どもたちのグループに対して学歴や持ち家比率が高く、雇用も安定していたという風に言われています。

就学前の教育によってIQだけではなくEQの能力も上がるとされています。

また、IQが高くてもEQである「勤勉性」や「やり抜く力」が欠けていれば、学習能力は全然上がらないですし、「コミュニケーション能力」や「協調性」は将来の社会生活にとってすごく大きな影響があると考えられています。

EQ(非認知スキル)はどのようにして伸ばすことができますか?

EQは日々の生活の中で伸ばしていくことができます。

「勤勉性」や「継続力」は何度も繰り返し継続する訓練が必要です。また、それによる成功体験が更に良い影響を与えます。「やり抜く力」を身につけるためには、何か伸ばしたいものや達成したいものに対して努力してできたという経験をさせることが効果的だと考えています。

「協調性」は幼少期のしつけや周囲との関係性から身につけることができます。

親との関わりでEQ(非認知スキル)を伸ばすのにコツはありますか?

先程お伝えしたような経験を継続していけるような機会を与えてあげることが大切です。また、子どもが何か頑張ったときや達成したときには、結果を褒めるのではなく、そのプロセスや努力を褒めてあげるようにしてあげてください。

例えば、学習系の習い事をやっている場合はご両親が宿題を一緒に見てあげたり、今日は何を習ったか、何を頑張ったかということを子どもと会話するようにして関わりを持ってみてください。自分の子どもなので、頭が良い、とか天才とか言ってしまいがちだと思うのですが、ぜひその成果までのプロセスを褒めてあげることがおすすめです。

参考:子どものためのオンライン英会話GLOBAL CROWN

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